冷徹ドクターに甘やかされてます





『先生!灯はっ…』

『今落ち着いて眠ってる。もう大丈夫だ』

『よかった…』

『…ちゃんと泣き止んだな。偉い偉い』

『……』





褒めるように、よしよしと頭を撫でてくれた彼

込み上げる安堵とその優しさに耐え切れずまた泣き出してしまった私に、春田先生は泣き止むまで一緒にいてくれた。

処置の後で疲れてるんだろう、まだ仕事だってあるんだろう、けどそんなことは一言も口に出すことなく頭を撫で続けていてくれた。



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