冷徹ドクターに甘やかされてます



「春田先生」



「?」



「もし春田先生がお医者さんを辞める時は、私が養えるくらい働くから!」



「……」





力強い、一言

それは今日この日もまた

俺を立ち上がらせる糧となる





「…頼もしいな、」



ははっとこぼした笑い声が小さく響いた長い廊下で、また交わすキス。



引いた線は、もういらない

患者の家族で

恋人で



今日も君は、俺にとっての特別な人







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