冷徹ドクターに甘やかされてます



「…プロポーズ?」



「え!?いや、その…」



「逆プロポーズするなんて、今の若者は大胆だなー」



「ちっちがーう!そういう意味じゃなくてっ…」



そして、真っ赤になって弁解する私の口をふさぐようにキスをした。



「…その言葉、全部返すよ」



「へ…?」



「陸の為なら頑張れるから、一生そばにいてくれ」



「……」





一緒なら、きっと大丈夫

そう心から思えるから

互いの想いを誓い合う

つよくつよく、手を繋いで





「…うん、」





青空の下ではあなたの髪の星が輝く

何よりも愛おしく

キラキラ、と

チカチカ、と



その大切なものを抱き締めて、これからも歩いて行くんだろう。

時にはくじけても

差し伸べてくれる手があるから



明日も、愛を込めて

花束を届けるよ







end.
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