冷徹ドクターに甘やかされてます



「陸ちゃん!久志くん今日退院するんだって!」



「ばっ…!言うなって!」



「えぇ!?そうなの!?何で言ってくれないの!」



「…、」



すぐさま陸ちゃんに告げ口した僕に、久志くんは余計なことをと一瞬睨む。

けれど驚き駆け寄る陸ちゃんの姿に観念したのか、僕から腕を離しては陸ちゃんと会話を始めた



「予定より随分早いね。やっぱり若者の治癒力かな?」



「…その言い方ババくさい」



「ばっ!?」



せめてそんな二人の邪魔はするまいと、僕は二人から少し距離を置いてその光景を見つめた。

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