SUMMER SCHOOL!!

いざ、行動!◎杏樹side



「どうしたらいいのかな?」



初めて自分の中に

現れた気持ちに心も頭も

ついていかなかった。







『そんなの、決まってるわよ
伝えれば?相手は好きだって
言ってくれてるんだから
杏樹が、言ってくれるのを、
きっと武下はまってるよ?』







まってる……




その言葉に

勇気をもらった。






そうだよね、

どうしようとか思ってる間も


武下くんは

待っててくれてるんだよね……






そう思うと、


武下くんに会いたくなってきた。





「瑞穂………っ!」


『ん?』



「あ、あたし!武下くんに
会ってくるよ!!!」




ケータイを持ってない方の手で

ぎゅっと拳をつくって

気合を入れる。




『ふふっ思う存分自分の気持ちを
伝えたらいいよ』



「ありがとう!瑞穂!!」



お礼をいって、電話をきって


今度は武下くんに電話をかける。






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