SUMMER SCHOOL!!



「そっかぁ、よかった」



と、安心したように


胸をなでおろすと


ギュッーーーーー


「わっ」



短い悲鳴の後に


あたしは武下くんの腕の中に


おさまっていた。




「驚かせんな、心臓止まるかと思った」



ほんとに、


心配してくれたんだと思うと


申し訳無くなって


武下くんの服を握り


「ごめんなさい」と、呟いた。





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