ピースの力
始まり
「数学嫌い・・・」
中学校生活も大体慣れてきた。
私、安和 佑来(あんだ ゆうき)中学1年生。
小学校が同じ人のほかに
他の小学校から来た同じクラスの子達とも
やっと仲良くなれてきた。
嫌いな教科は数学。
まだ難しくはないが計算問題や
宿題などが嫌いだ。大嫌い。

というか勉強が嫌いなのかも。

キーンコーンカーンコーン

「号令お願いしまーす」
と先生が学級委員にいう。

「起立!!」「気をつけー」「礼」
『ありがとーございました。』

「終わったねーーーーイェーーィ」
この人は礼莉香(れりか)。
席替えのとき私の一番前でそのときに
仲良くなった。気も合うし。

「数学って嫌いなんだよね・・・」
「確かに。数学の計算とか嫌いー」
と話していると

「そこー、帰りの用意してから
おしゃべりしなさーい」

と担任の先生が私たちを注意する。

『はーい』

あっという間に帰りの会は終わって
帰りの放送が始まる。
「帰りのお知らせの時間になりました。
・・・明日は1.2時間目体育会の全体練習です。
5時間目は学活で生活指導です。
明日は特別時制となっております

・・・これで帰りのお知らせを終わります。」

「起立」「気をつけ」「礼」
『さよーならー』

「ねねー、明日あそべーん?
特別時制だし!!しかも5時間目までだよ??」

特別時制とは普通は50分授業なのだが
45分授業になることをいうこと。

私を誘ってきたのは花蓮香凛。

「あ、ごめん。明日予定あるんだな
ごめんね。」
私は予定があるので断った。
「えーーーーーー。じゃあ今度。ばいばーい」
「あ、ばいばい(汗」

そして家に帰り勉強をする。

中学校の宿題の生活記録の日記。
「えっと・・・『今日の数学の計算に
てこずりました。復習したいと思います』
これでいいや」

二行半しかない日記。
先生はこの言葉を読み取ってくれるだろうか。
・・・まあいいや

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