不器用な彼の愛情表現
愛しい人
昴が行って 半年が経った
もう泣く事はない



でも たまに思い出す
昴と過ごした日々



短かったけど 濃厚だった



昴の後に 50代半ばの教授が来た




居るはずがない研究室に 足が向いてしまう
目の前のドアまで行って 後悔する



中からは 楽しそうな笑い声
いつも聞こえてくる笑い声




変わってしまった室内
私が来る場所じゃない




音一つしない この部屋が好きだった




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