禁断愛《超短編》


「ステファニー。」


わたしの名前を呼ぶ声も

わたしの頭を撫でる、その大きな手も

全てが愛おしい


わたしを膝に乗せて歌う声も

ゆったりとした揺れも

全てがわたしの“好きなもの”


だけど

気付いてないでしょう?


わたしのキモチが

こんなにも重く、黒いこと…。


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