christmas
食事が終わってホットコーヒー飲んで
二人でまったりした。

おいしい料理と佑輔が居て、
たまに会話もして…
優しい気持ちになる。

「佑輔…帰ろうか。送ってって。」

店を出ると冷たい風が吹いた。
肩をすくめて歩こうとしたら
優しく佑輔が抱きしめてくれた。

佑輔のにおいがする…。

「佑輔も寒いのに。」
「亜紀よりマシだよ。」
いつも佑輔は優しいね。

ぎゅっと抱きしめられながら
歩いて車に乗り込んだ。

お店の駐車場のなかで
エンジンをかけながら、車内が
温まるのを待っていたら…

後部座席からガサガサと袋を出して
私の前に無言で渡した。

不思議に思って佑輔を見ても、
佑輔は車の前を向いていて
表情があまり、見えなかった。

私は静かに、袋のなかから、
なかのものを取り出した。
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