タカラモノ
隣の王子様
―次の日

あたしは元気に登校した。

教室にはもぉ瑠奈がいた。瑠奈は違う女の子たちとお喋りしているようだ。

あたしがボーッと入口で立っていると、

ドスッ

後ろから誰かにぶつかられた。

『いたっ』

前にあった低い段差に足をつまずかせて前に思いっきり転んでしまった。

恥ずかしくて、下を向いたまま急いで起き上った//////////

周りの視線が痛い・・・。

「すみません！お怪我はありませんか!?」

その声に急いで顔をあげる。

『あっ、大丈夫です////こちらこそゴメンなさい///』

顔をあげた瞬間あたしはボケーッと口を開けて男の子の顔を見つめてしまった。

「そぉですか。ならよかった。僕の顔に何か付いてますか？」

『あっいっいえっ、何もついてません!!////』

あたしの焦り様に男の子は微笑した。

でもさぁ、顔あげたら超カッコイイ顔が目の前にあるんだよ？

見つめない方がどぉかしてるよ。

あぁ～それにしてもカッコイイ・・・。

「でゎ失礼します。」

『あっ、あっはい。』

男の子は、あたしの返事を聞かずに一礼して自分の席に着いた。

そして読書を始めた。

読書してる姿もカッコイイ///

ん？それにしても今日は教室が騒がしいなぁ。







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表紙・目次

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