降誕祭の夜に
パチン

その時、薄暗かった辺りがこうこうと照らされました。

「子ネズミがネズミ取りにかかってるわ」

大きな人間らしきものが言いました。


「かあさん、子ネズミじゃないか?それにかあさんの嫌いなドブネズミじゃなくて野ネズミだ。しかも、足から血が出てる。ここは僕に任せて」

もっと大きな人間が言いました。
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