Blue sky days

「佳純。部活行くぞ」

「え!?紫桜、ちょっと待って!」

 部活に入ってから早数週間。
まぁ、幼稚園からエスカレーターだから、ここに入ることは決まっていたし。

「美術部ほど楽な部活はない」

「え~?他にもあるでしょ。社研とか」

 この学校の部活は、文系がほとんど活動しないから、運動部に人気が集まる。
美術部なんて、5人しか入らなかったし。

「あ、野口さんがいる」

「…何やってんだあの人」

 簡単に説明すると、ブリッチで廊下歩いてるって感じだ。
関わりたくないが、悪戯してみよう。

「野口さん。何やってるんですかっ!」

「え?見たまんま。というか、サブバ降ろして…」

 ブリッチの姿勢でいる野口さんの腹部にサブバックを置いてみた。
そこまでやわではないだろうから、大丈夫だろ。

「そのままで階段登ってください」

「いや、無理だから」

 笑ってコメントしてるけど、
この人の身体能力ならいける気がする。

「今日部集会あんの?」

「知りません」








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