天使のラプソティ~声になる~

奏也の過去



中学時代の俺は、陸部じゃけっこう速くて、県大会で優勝したこともあった。




俺の種目は100m走。



走っているときに感じる風がすごく好きで、走ること自体を楽しんでた。




自分の足に絶対の自信を持ってたから、強豪の東高への推薦入学はすごく嬉しかった。


当たり前に、そこでもっと速くなれるんだと思ってた。







でも、高校レベルは中学と全然違って、練習もハードだし、周りも速いやつばっかだった。






俺より速い人なんかいっぱいいて、俺の自信は入学して一気に崩れた。








がんばらないと。



がんばって速くならないと、みんなにおいてかれる。








俺はとにかく焦って、自分のペースを見失ってた。







そのせいでスランプに陥って、余計記録はのびなくなった。





< 134 / 150 >

この作品をシェア

pagetop