【X'mas】可愛い君へ。

〜猫の気持ち〜


*

コツコツコツ…。



「みゃっ!」



聞きなれた足音。

ソレが耳に届き、眠りについていたはずの体が自然と目を覚ました。

この音が聞こえで数秒後にはきっと…。



ガチャガチャ…



「たっだいま~!」



ほら。

…予想的中っ♡


はやる気持ちを胸に、温かくなった居場所から体を起こした。



「みゃ~。」



逆光のせいでその顔は見えないけれど。

私には分かるの。


大好きな貴方が帰ってきたって事。



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