ゆびきり

誕生日

今日はまちにまった詠士の誕生日。





プレゼントも買ったし、喜んでくれるといいな。





私は鞄にはいっている詠士へのプレゼントにそっと触れた。





そして、長い仕事がおわると、ポエムへ直行した。





「ごめん、遅くなっちゃった」





ポエムでは、すでに真斗と倫子がケーキや料理を並べていた。





「お疲れ~、まだ詠士きてないから大丈夫」





真斗がいった。





「そっか、ならよかった」




安心したのもつかの間。




カランカランと店に人がはいってくる音がした。



< 145 / 146 >

この作品をシェア

pagetop