イチゴ大福


「「初耳…」」

「葵くんってそんなキャラだったんだ…」

嘘でしょ…
って感じの顔で言ったみぃ

「ただやりたいだけなのかと思ってたよ…」

私がそう言うと、

「だってさ、紅音がそばにいないと、女超避けてるってゆーか、冷たいってゆうか…あ、紅音がそばにいても冷たいか…ま、少なくとも紅音だけが葵の特別なのよ?」



…//////


「わ!紅音ちゃん顔真っ赤っ!!」

「いっちょ前に照れちゃって…」

「う、うるさーい!!ほら!買いに行くんでしょ!?行くよ!」

「はいはい…」

わたし達はそういいながらカフェを出た。


…そうだ、私達カフェにいたんだ、
会話、やばくなかった…?


…うん、忘れよう、


「何買おっかなー、」

私がそう言うと、

「私、ピアスにするよ?」

そういった麻妃。

なんだかんだで決めてんじゃんね、

「みぃは?」

「えっとね、私はネクタイかな…」

あー、
和紗、来年から就職だもんね、

「いいと思うよ♪わたし、なににしよっかなぁ、」

「葵くん、身につけるものとか喜んでつけそうだよね、さっきの話聞いてると…」

身につけるもの…?

ネックレスとか?

「葵、ジャラジャラ付けるの好きじゃなかったよね?」

そうなんだよね、

シンプルイズベストみたいなね

身に付けられて、ジャラジャラしなくて…?

「みぃと同じネクタイにすれば?」

ネクタイねぇ、

「あ、葵くんも就職するんだっけ…
どこに決まったの?」

「えっとね、大手のバイク会社だよ!」

「和紗はサラリーマンでしょー?」

「うん!営業部だよ!」

「リーマンはネクタイ使うけど、バイク会社って使わないよねー、」

麻妃まで悩みはじめた。


「ま、まずは二人の見てみよ!」

「それでいいものあったらそれでいいもんね!」

「よし!まずはみぃのネクタイね!」

「おけ」

「はーい」






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