どうしてこうなるの?私達の日常生活
早退


週末同棲開始前日の朝10時。


カツカツ・・・

「あ、あの・・・」
「どのようなご用件でしょうか?」


マッシュルームに近いショートヘアの男が、青いリュックを抱え受付の前に立っていた。視線が定まらず、震えながら自分の言葉を受付に伝えていく・・・


「し、しばらくお待ちください。」



プルルル・・・


「はい、城島です。」
“受付です・・・。”


城島はその瞬間、受話器を置き、急いで部屋を出て行く。桜はその城島の姿に違和感を覚えてしまった。
急いで後を追いかけたいのだが、電話がかかってきてしまった。

不安になりながら桜は対応をすることに・・・


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