どうしてこうなるの?私達の日常生活


「こらっ!すまんな桜。」
「大丈夫です。」
「守、言っとくけどな、お前より年下なんだぞ桜は。妹の様なもんなんだからさぁ…」
「き、気になさらないでください。」


「…帰れ…」

「「???」」



「帰れ!要兄ちゃんに二度と近付くな!」



守はそういいながら桜に履いていたスリッパなどを投げ始めた。桜はどうしていいかわからず、ただ自分の身を守る事しかできなかった…


その時だった…

玄関に置いていた小さな時計が桜のこめかみに当たったのだ。
傷口からは、少しではあるが出血している…


「桜!」


駆け寄った城島に「大丈夫です。」と返すのだが、立ち上がろうとすると目まいに襲われていた…。


「大丈夫じゃないだろ!」


そう言って電話を掛けようとする城島を桜は腕をつかんで止める。そして、心配する城島に「お願い…ですから…」と告げる。


そして、そのまま意識を失った・・・

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