どうしてこうなるの?私達の日常生活


「これ、作ったの君?」


そういいながら、桜の目の前にミーティング資料を置く。桜は、疑問と不安で言葉が出なくなっていく。


「いいセンスしてんじゃん!」
「えっ!?」
「すごく見やすいし、わかりやすいし。それに…」


城島は、プレゼン資料について一方的に話続ける。桜は、ただ「はい…」と言うしかなかく…



「でさ、そんな君にお願いしたい事が…」



そういいながら、城島は一枚の企画書を桜に見せる。



「Christmas Eve party ミーティング資料…」



12月24日の夕方に桜の会社が主として行われるイベントの計画会議の案内…


「小島さんにこのプロジェクトに参加して欲しいんだ、俺と一緒に…」


桜を見つめながらそう話す城島。その眼にまた惹かれてしまった桜だが・・・また不安がよぎる。

その様子に気づいた城島は・・・


「もしかして、好きになってくれた?」


とニコニコしながら桜にそう話す。それに桜は「違います。」と返した。しかし、少しだけ耳が赤くなっているのを城島は見逃していなかった。でも、桜のことを思ってこれ以上は触れようとはしなかった・・・。


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