どうしてこうなるの?私達の日常生活

「ジェイン~!」

小中はそういいながら、自分の胸にジェインの腕を押し付ける。動揺しながらジェインは「なに?」というと「どっかいこ~よ~。」と甘えたように話し始めた。その光景に、桜はイライラしっぱなし。そんな状況の中、城島が口を開いた。


「小島さん、どっかの飲みに行こうか(怒)」


その城島の誘いに「いいですね、思いっきり飲みたくなりました(怒)」と返す。そして2人の会話はこう続く・・・


「いいね~。俺のおススメのバルがあるからそこ行こうか、いろいろ話したいことあるし(怒)」
「そうですね。誰にも邪魔されないところで飲みたいですし(怒)」


そんな会話を聞いたジェインの心臓はバクバクして今にも止まりそうな感じ。小中はそんな様子にイライラし始める。
そしてエレベーターは1階に着いた。桜と城島は、小中とジェインに聞こえるように話しながら下り、玄関に向かっていく。



「ねぇ、あの男誰?」



イライラをぶつけるような感じでジェインにそう話す小中。そんな小中に「商品開発部の城島部長。」と話すジェイン。
さらにジェインは「この前、人事部から異動になったんだって。」と続けた。


「ふ~ん・・・。」


そうつぶやいた小中の眼は、何か怪しげで、何かをたくらんでいるような眼をしていた。その小中の姿に、ジェインは一抹の不安を感じていた・・・。


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