どうしてこうなるの?私達の日常生活

「あのさ・・・」

小中の隣に座り、小さな声で話しかける。小中は驚いた顔で「いきなり何なの?」と桜にぶつける。しかし、桜の深刻そうな顔を見て何かを感じた小中は・・・

「ちょっと、もうなんかあったの?」

心配し始める。桜は、静かにうなずくと、小中に自分の胸のうちを話し始めた・・・

「私ね・・・怖いんだよね・・・」
「何が?」

「いや・・・その・・・夜の話・・・。」

「ふ~ん。そんなこと心配してんだ。子供ね(笑)」

「こ、子供って(怒)」
「だってそうじゃない。ほかの情報に振り回されて、怖いって感じるのよね~。」


そういいながら、小中はサラダに入っていた三日月型のトマトをフォークで突き刺す。そして、そのトマトを桜に向けて指すと・・・


「まずその恐怖感、何とかしたほうがいいわよ。」


その一言を思いっきり桜に投げつけるとトマトを自分の口の中に放り込んだ。そして、トマトを食べ終わると話を続ける。

「それと、下着にもこだわったほうがいいんじゃない?幼稚なスタイルだけじゃ、男は落ちないと思おうし、見た目とのギャップにどきっとするやつもいるし。」

「ほ~。」

「あんたの場合、幼児的なイメージがかなり強いから、あの時、城島部長はセクシー系の下着選んだんじゃない?」

「そう・・・なのかな・・・」
「たぶんね(笑)」

そういうと、小中は席を立つ。


「2時から取引先で打ち合わせあるからここで失礼するわ。」


そういうと、捨て台詞のように次の言葉を桜に投げかける。


「ライバルだけど、この点だけは応援してあげるわ、小島桜さん。」

素直じゃない小中の姿に少しクスってしながらも、桜は小中のアドバイスをメモするのだった・・・。

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