どうしてこうなるの?私達の日常生活
誰もいない仕事部屋で

「だいたい、今回のイベントで、お互い敵同士になる部署の上司を・・・非常識だと思わないのか?」

「そうでしょうか?」

「うん?」

小中はそういいながら、城島のデスクに腰をかけると、城島を上目遣いで見つめる。


「私は、部長のこと好きですよ。」


誘惑し始めた。しかし、城島は一貫して気持ちが揺らぐことない。それでも、小中は・・・


「私、部長と仕事がしたいです・・・。」


やめようとしなかった。



「いい加減にしてくれ。」



怒り口調で小中にそう話す城島。小中は少し驚きながらも「ビジネスの話なのに・・・」と返す。そこに桜が到着した。そこで見た光景にショックを受けながらも、二人にばれないように物陰に隠れて様子を伺う。


「君の目的は、仕事じゃないよな。」
「えっ・・・。」
「うちの小島に対しての嫌がらせだよな?」
「・・・。」
「とにかく、帰ってくれるか?それに、小島への嫌がらせもやめてくれ。」



真剣な目で小中を追い払った城島。小中が出て行った後、席を立ち窓にもたれながら煙草に火をつける。


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