どうしてこうなるの?私達の日常生活


「普段はコンタクトなんですか?」
「そうだよ。」


そんな会話をしながら、城島はキッチンへと向かう。そして電気ケトルに水をいれるとセット。


「コーヒー?紅茶?それともココア?」


そういいながらマグカップを用意する城島に桜は「う~ん・・・コ、ココアで。」と少しうつむきがちに答える。


「どうした?」
「子供っぽいっとか思ってないですか?」
「うん?別に。それに・・・」
「それに?」
「かわいいし(笑)」
「それって、子どもっぽいって事ですか、じゃ、コーヒー(怒)」
「変更は受け付けません、はい(笑)」


城島はそういいながら、マグカップに入ったココアを桜に渡すと、城島はブラックコーヒーの入ったマグカップをもって、桜の横に座る。


「こういう事いうのかな、おうちデートって(笑)」


コーヒー片手にそうつぶやく城島。その言葉を聞いた途端に、桜の顔がポッと紅く染まる。


(そうだ…私、部長と付き合っているんだ。そうなると…お泊まり付お家デートじゃん、これ!)


「どうした?」


ハッと我にかえり、城島がいる方に顔を向けると、不安そうな城島の姿が…


「何でもないです!」
「本当?」
「はい(笑)」
「なぜ笑う…?」


「だって…部長がすごく子どもっぽく…」


桜はその瞬間、堪え切れず笑い出してしまった。それを見た城島は…


「そうか…じゃ…」


というと、急に桜を抱き締めて…

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