カラッポの君-恋計画-
「ただいま」
カプチーノを飲み終えた所へ、テツが帰ってきた。
「あら~いらっしゃい」
驚いた顔をして、すぐに笑って言った。
「どうだった?」
ワタルが尋ねると、
「コレでよければ」
テツは可愛らしい紙袋を置いて、スーツを脱いだ。
「それ、お前の」
ワタルはどうやらあたしに向かって言ったようだ。
「……あ」
中には制服が入っていて、誰かのお下がりなのかクリーニングの札がついていた。
「いいの?」
「いいよ~」
ジャージに着替えたテツが奥から出てきて言う。
「うちにあっても仕方ないし」