『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
とにかくすぐに買って来てと頼まれ、甘い時間は終了。


「大変だね、2人のワガママも」
「いいの、もうあきらめてるし」
「送ろうか、ここからだと新宿のホンキが近いし」
「でも、マズくない? 」


絶対会社にバレてはいけない関係、商品に手を出したと知れたが最後、クビが飛ぶのはあたし。


「大丈夫だよ、そんなの」
「でもね、週刊誌とか怖いよ。昨日だって、居なかったからいいけども」
「なら、離れた場所で乗せるから。そしたら平気だろ、ドライブしたいよ」


うう……そりゃ、七夕の織姫と彦星のように会えた以上、離れたくはないけれど。


あーそんなキラキラした目で見ないで、お願い。


「じゃあ、そうする」
「よーし、それじゃあ裏通りで待ってる。後部座席に乗ってれば、大丈夫だから」
「だよね」


先に敬介が出て、あたしが後からおいかける。


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