『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
「レイナさん、大阪から申し訳ありません」
「どかんかいっ! 」
興奮したレイナさんは、病室の前に居たあたしを突き飛ばして中に飛び込む。
「大丈夫ですか? 」
手を差し伸べたのは、若い男。
まさか、愛人同伴とか?
あれ、この香りは万里也の香水と同じだ。
「ありがとうございます」
立ち上がったあたしは、彼の顔を見て叫びそうになった。
「ま……万里也! 」
「せや、これまでの騒ぎは茶番やで」
笑った彼は、紛れもなく万里也そのもの。
声も体つきも、髪型も。
じゃあ今、病室で寝ているのは誰なんだ?
「どかんかいっ! 」
興奮したレイナさんは、病室の前に居たあたしを突き飛ばして中に飛び込む。
「大丈夫ですか? 」
手を差し伸べたのは、若い男。
まさか、愛人同伴とか?
あれ、この香りは万里也の香水と同じだ。
「ありがとうございます」
立ち上がったあたしは、彼の顔を見て叫びそうになった。
「ま……万里也! 」
「せや、これまでの騒ぎは茶番やで」
笑った彼は、紛れもなく万里也そのもの。
声も体つきも、髪型も。
じゃあ今、病室で寝ているのは誰なんだ?