『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
「何をイチャイチャしてんのよぉー、ちょっとぉー」


ドピンクのドレスを肉もあらわに着用した米山が、派手なサングラスに変えた顔を近づけて来る。


「ブーケもらったの」
「あっそ、ふーん。うらやましくないわよ、オカマのブーケなんてさっ」


そう言いつつも、目線がこちらの手元をチラチラ見ているのはナゼ?


「欲しいならあげる、米山さん」
「いいわよ、そんなの」
「志穂……」


悲しそうな目をしないでよ敬介、この人に逆らったらどうなるかわからないんだから。


「いいわよ、フンっ」
「ね、後でロブスター食べに行こ! おいしい店があるんだって」
「いいわねー、それは」


食い物で釣るしかない、やれやれ。


「摩理依、どなんしたっ! 」


秀一郎の叫び声が上がる、後ろを振り返ると、そこにはモミクチャにされた摩理依が、同じようにボロボロになったブーケを持って倒れていた。
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