『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
とにかく、2人をハギモトは全力を掛けて売り出そうとしているのに間違いは無い。


それを成功させるもさせないも、マネージャー次第。


改めて重大な任務を負わされたと、頭が痛くなった。


いくら先輩方が無理だからと言って、まだ二年目のあたしに任せるには、かなりまずい仕事ではないのだろうか。


でも、東京に帰れる事は間違いない。


そう信じて翌日、プロモーションビデオの撮影に向かった。


当然、家まで。


「ご苦労」


秀一郎様、一語文でのご挨拶ありがとうございます。


「遅いんじゃ、ボケぇ」


万里也様、定刻通りの到着です。


「早よ帰してや、頼むし」


レイナ様、眉毛をお描き下さい。怖いです。






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