シロップ×シロップ 【完結】

「いやいや。何があったかは、ここにいるユーシンさんに聞くのが一番早いかと･･･」
ニヤリとするナツメ

（マジかッ！？）
話題がなんなのか、確信するユーシン


―　自分でも無意識に、室内の奈美を見ていた

（･････････あいつにバレたのか･･･）


「ユーシンさぁ〜ん♪」
ナツメがマイクを持つ振りをして、ユーシンにたずねる
「首里城、どぉ〜でしたかぁ〜♪」

「･････････。」
ナツメの言葉が耳に入っていない様子で、ガックリと肩を落とすユーシン
（な、奈美にバレた･･･）
頭を振る
（いやッ･･･あの凶暴女にバレたからって･･･）