永遠(とわ)に果てぬ愛



「えっ……な、なんで……?」



かろうじて出た言葉は、それだけだった。



「へぇー、やっぱり外に劣らず綺麗な部屋だねー」



焦っている私をよそに、1人が呑気に言う。



「これで、部屋がいまいちじゃダメでしょ」


「ここなら、デートで使うのもいいかもしれないですよー」



ニヤリと笑いながら言う。



「じゃあ、怜央に言っとこうか」



もう1人もニヤリと笑う。



「ちょっ、ちょっと、何で莉奈たちがここにいるの!?」



ようやく3人を見て、まともな言葉が出た。

私の部屋に入ってきたのは、莉奈と八塚くん、そして拓海だった。




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