永遠(とわ)に果てぬ愛



好きでもないヤツに結婚しようなんて言わない。

ましてや、キスだってする訳もないのに。

何でそんな風に思われていたんだろう。

拒まれないのをいいことに、少し好き勝手やりすぎたのだろうか。


深町の言う通り、婚約を破棄して抑えるものは何もない。

両親の許可だって取っている。

何より、オレの理性は我慢の限界だと思う。

一緒に暮らしていて手を出せないのは、オレにとって拷問だった。


深町からこんなことを聞いた以上、躊躇っている場合じゃない。

自分の気持ちを正直に話して、和奏を手に入れるんだ。

ただ、幼い頃の記憶がないから、その辺は気をつけてしないと。

無理して思い出して欲しいとも思わねぇし。


そうと決まれば、今日はもう帰ろう。

帰って、和奏とゆっくり話そう。

明日は休みだから、どんなに遅くなってもいいし。

キスを拒まれないから、振られることはないと思うけど。




< 419 / 620 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop