永遠(とわ)に果てぬ愛
「それに、他の女が出てきても両親、特に母さんが許さないと思う。和奏がお気に入りだから」
「そうなの?」
少し顔を上げて首を傾げる。
やっぱり泣いていたようで、目が真っ赤になっている。
「そうだよ。ってか、泣くなって。深町に怒られるから」
「え?莉奈に?」
「和奏を泣かせたら刺すって言われてんだよ」
そう訴えれば、和奏は笑い出す。
笑っている場合じゃなくて、オレは結構必死なんだけどな。
だけど、泣き止んでくれたみたいだし、よしとするか。
「あ、そうだ。コレ、渡しとく」
「何コレ?」
体を離して、スーツのポケットから小箱を取り出す。
それを、和奏に渡す。