俺様王子様に振り回されて
今考えると、マジで馬鹿だったなぁ・・・と、しみじみ思う。
あの、男の叫び声を聞いて、お客さんだ、だもんな。
けれど兄貴は、異常な状況だということにすぐに気づき。
声の聞こえてくるリビングに急いだ。
私も慌てて兄貴を追った。
そして。
リビングの状態を見て、唖然とした。
リビングでは、3人の男達が、司を囲んでいたのだ。
しかも、1人のいかつい男が司の胸倉を掴んでいた。
兄貴はバッと飛び出し、その男の手首を握った。
男が反射的に司の胸倉を離す。
「けほっ」
司がせきをした。
私は司にさっと駆け寄った。
「大丈夫か?」
「だ、だい、じょ、うぶ、だ」
司は途切れ途切れに『大丈夫だ』と言った。
私は、司に頷き、男達を見上げた。
いかつい男の他に、知的な男と色っぽい男がいた。
兄貴はそいつらとすでに睨み合いを始めていて、私はそれに参戦した。
「・・・どなたですか?」
兄貴は、睨み合いを続けながらも冷静に聞いた。
男達は、それぞれ微笑を浮かべて言った。
「「「菜子の不倫相手」」」
どこか、楽しげにさえ聞こえる口調だった。
あの、男の叫び声を聞いて、お客さんだ、だもんな。
けれど兄貴は、異常な状況だということにすぐに気づき。
声の聞こえてくるリビングに急いだ。
私も慌てて兄貴を追った。
そして。
リビングの状態を見て、唖然とした。
リビングでは、3人の男達が、司を囲んでいたのだ。
しかも、1人のいかつい男が司の胸倉を掴んでいた。
兄貴はバッと飛び出し、その男の手首を握った。
男が反射的に司の胸倉を離す。
「けほっ」
司がせきをした。
私は司にさっと駆け寄った。
「大丈夫か?」
「だ、だい、じょ、うぶ、だ」
司は途切れ途切れに『大丈夫だ』と言った。
私は、司に頷き、男達を見上げた。
いかつい男の他に、知的な男と色っぽい男がいた。
兄貴はそいつらとすでに睨み合いを始めていて、私はそれに参戦した。
「・・・どなたですか?」
兄貴は、睨み合いを続けながらも冷静に聞いた。
男達は、それぞれ微笑を浮かべて言った。
「「「菜子の不倫相手」」」
どこか、楽しげにさえ聞こえる口調だった。