俺様王子様に振り回されて
え?それ聞く?今聞く?


ちょっと待てよ。




まさかのもう、告白しなきゃなんない感じ?




え・・・・・・もう一回深呼吸させてくれっ!!!






「いんのかよ?おい、応えろよ石原。

命令だぞ。」




神は私を見捨てたようだ。


久しぶりの命令を頂いたぞ。



というかさ、私未だに森井の奴隷なんだよなー・・・って。


いつまで奴隷なんだ!?





「石原!!!」


「へ、へいっ!」



へいってどんな返事だよ!!!と、突っ込みつつも。


私は、意を決して、真っ直ぐに森井を見つめた。






「い、いるよ・・・好きな、男っ・・・//////」



ピタッ


森井が、完全に停止した。




え?大丈夫か・・・?


とか思っていれば。




森井が器用にも口だけ動かして聞いてきた。



「お前の好きな男って・・・バスケ部なわけ?」




・・・・・・ん?


「なんでバスケ部?」


「だって、そいつ見てたんじゃねぇのかよ。」




・・・・・・・・・・・・・・・あぁ!


なるほど、そういうふうに思われてたのか・・・って!!!







「違うっ!!!!!!」




私は、必死に否定した。



告白しようとしてる相手に、どんな誤解されてんだよ私っ!!!





「・・・・・・違う?」


森井は、形のいい眉をひそめた。






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