俺様王子様に振り回されて
そうしないと・・・。


マジでなんかヤバイからな!!!









そんな、奇妙な(?)空気の中――








きゅるるるるるるるー








私の腹の虫が、かなり哀しげに鳴いた。











「・・・・・・・・・・おい。この空気で鳴らすなよ。」



森井が呆れたように言って、ようやく顎を離してくれた。




「私の腹の虫!よくやった!!!」


私は腹部を撫でてやる。




森井は眉根を寄せて、不機嫌そうに呟いた。


ふて腐れたように。



「よくやったって、なんだよ。

そんなに、俺とあーゆー空気になるのが嫌なワケ?」



心なしか、唇が少し尖ってるような?

不満そうに私を見てるような?





・・・・・・・・・そんなに私、失礼なこと言ったか?


いや、言ってないよな。うん。




・・・・・・森井って謎だ。







ま。


そんなことはどーでもいっか!




それより、だ。





「腹減った!!!教室に弁当食べに行く!」



この、スーパー危険人物・森井と、とりあえず今は離れなくては!




私がどうにかなっちまう!






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