東京物語


あの人が『寄ってみなよ』

と言っていた店にも寄る気になれず

自分の入っていくゲートの前で

なんとなくただ
時を見ていた


アナウンスの声ではっとして
飛行機に乗り込む


ざわざわと乗客が行き交う中

私は外を見て
静かに泣いた


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