Always
――先生、何を言ってるの?

そう思ったけど、唇から出てこなかったのは何故だろう?

どこかで期待していたのだろうか?

「相性がいいかも知れませんよ?」

先生はそう言って、微笑んだ。

ビールのせいで濡れたその唇が、どこか色っぽい。

「――あい、しょう…?」

呟くように言った私に、
「相性がよかったら、恋もうまく行くんじゃないんですか?」

先生は答えた。

そっと、先生は私の顔を覗き込んで一言。

「教えてあげましょうか?」
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