Always
Chapter5*It takes rainbow after the rain*

Side.F*First confession of Nanao*

早いもので、暦は2月を迎えた。

この前まで新年を迎えたと思ったら、もう2月だなんて…。

それとも、僕がただ単に年齢(トシ)をとったからなのだろうか?


12月のあの日以来、家族とも無事に打ち解け、週に1回は実家に電話を入れている。

「そう…。

じゃあ、また来週電話するから。

おやすみ」

スマートフォンを切って、ドアの方に視線を向けると、
「ナナか」

七緒が立っていた。

おいおい、いつからそこにいたんだよ。

今電話していた内容は特にやましいことではないけれど。

「きたんだったら声くらいかけてくれてもいいのに…」
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