Always
Chapter6*When I saw the end to the sweet dream*

Side.M*Hugo and Moe*

私の中で、バレンタインデーが大切な日になった。

初めて先生に抱きしめられた。

――僕は、あなたが好きなんです…

抱きしめられて戸惑っている私に、先生が言った言葉。

その言葉で、知らされた。

私は、先生が好きだったんだと。

それは教師としてではなく、1人の男の人として先生を好きだったんだ…と。

先生が好きだから、頭の中は先生でいっぱいになった。

先生が好きだから、先生を思うようになっていた。

いつから…たぶん、8月のあの日からかも知れないけど、私は先生を好きになってた。

気持ちが通じあった幸せ。

抱きしめて、温かくなった幸せ。

先生と結ばれたバレンタインデーは特別で、忘れられない日になった。
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