ハリネズミの恋
Chapter7*デートとつきあいの境界線*
その日の放課後。

「おーい、クラス委員ちょっと残ってくれないかー?」

カバンを持ったとたん、担任が俺と針井を呼び止めた。

「七緒ちゃん、指名入りましたー」

太はクスクスと笑いながら言った。

「テメ、絶対他人事だと思ってるだろ?」

「他人事じゃんか。

じゃ、頑張ってねー」

太はギターケースを肩に背負うと、俺に向かって手を振りながら教室を出た。

嬉しいことにはそれなりの対価がつきます…ってか?

そんなことを思いながら俺は持っていたカバンを机のうえに置くと、担任の元へ行った。
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