メロンジュース
「歌詞がすっごい切なくて、それを歌うカレンの声がすっごいキレイで…。

ああ、もう…何でカレンは死んだんだろ」

嘆くように言ったあたしに、
「歌声もそうだけど、容姿もすっごいキレイな人だったよなあ」

ナナも同感だと言うように言った。

「ナナ、カレンみたいな人がタイプなの?」

そう聞いたあたしに、
「えっ…!?

なっ、おい…!?」

ナナは何故か動揺した。

「どうしたの?」

顔を覗き込んで聞いたあたしに、
「わわわっ…!?」

ナナは慌てたように離れた。
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