メロンジュース
Chapter6*ナナの告白、あたしの気持ち*
この間まで年が明けたと思ったら、今月はもう2月である。

早いにも程があるな、おい。

そう感じると言うことは、あたしもそれなりに年をとったと言う証拠らしい。


カキーン

「あー、ダメだ」

カキーン

「これも無理だ」

カキーン

「ダメだ、こりゃ」

大学の卒業式も後1ヶ月と少し。

外出は週3回のコンビニのバイトとバッティングセンターでバッティングのみである。

丸1日家にひきこもる日もあるけど、基本はこうして躰を動かしている。
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