メロンジュース
「んな訳ねーだろうが!」

あたしの声が部屋に響き渡った。

「テメーは頭が悪いのか!?

そうなのか!?」

あたしはメグの胸倉をつかむと問いつめた。

「頭は悪くないね。

成績も比較的よかった方だし」

「自慢話を聞きにきたんじゃねーんだよ!」

って言うか、それ以前にメグの頭に問題があるんじゃねーのか!?

「あたしが何であんたを好きにならなきゃいけねーんだ!?

おかしいだろ!?

あたしがいつそんなことを言ったんだ!?」

まくし立てるように言ったあたしに、メグは平然としている。
< 39 / 143 >

この作品をシェア

pagetop