プリーズ・イート・ミー

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「……これ、どういうこと?」


12月25日、クリスマスの朝。

あたし――田中沙智は床を見下ろし、呆然とつっ立っていた。


ここはスキー場近くにあるコテージ。

昨夜遅くにやってきたあたし達は、ここに泊まったわけなんだけど。

そのリビングで、友達の杏里が、あたしの会社の先輩、冨樫さんとひとつの毛布で寄り添うように眠っていたのだ。
しかも腕枕なんかされちゃって。

目覚めたら、となりのベッドが空になってて。
杏里がもう起きているのかと思い来てみたら……このありさま。

えーと。ちょっとまって……。状況が把握できない。

たしか昨日、冨樫さんは杏里をふったんだよね?

なのになぜ今ふたりはこうしているわけ?

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