妄想ガール★ドキドキXmasラブ
「はぁ」と、ひとつため息をついてから、俺は街中を走った。
夜景の見えるホテルで?
2人でシャンパンを飲んで?
バスルームには無数の薔薇を散らすんだろ?
ーープルル、プルル
『…はい』
「おい、日菜子!今から俺んチ来い」
『は?…何なのよ、一体』
「お前が望んだクリスマス、やってやる!」
それだけ伝えて電話を切った。
日菜子の為に、有り金全部使ってやるよっ!
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