*瞬恋*



「じゃあ、なんでこんなところ来たの?」

「クラスの女の子達に頼まれて。」

「ふーん。そーゆーの嫌いそう。」


この人は他人の心に土足で踏み込んでくる。

しかも、あたしの心の奥を突き刺すような感じがする。

近くにいたら駄目な気がする。


「もう時間なので帰ります。」




「ふーん。…バイバイ “莉宇” ちゃん 。」



< 79 / 100 >

この作品をシェア

pagetop