lastらぶ
私はゆっくりと流麻先輩の体を離した。

そのとき私は決めた。

それと同時に今までの自分の行動に罪悪感を感じた。


『別れて…』

勇気をふりしぼって言った。

「初めてのタメ語がそれかょ…はは」



沈黙が続く…





「俺、最初から分かってたよ…。厚知が俺の事好きになれてないってこと。。あのときもなんとなく俺気づいてたんだ…。厚知って…那岐のこと…好きだろ?」

私はうつむいて小さくうなずいた。

「無理やりつき合わすような形になっちゃってごめんな。辛かったよな…。」


首を横に振る。。

「でも、俺は今でも…厚知のこと……もう言わない。厚知も迷惑だよな。ごめんな。だけど、これだけは知ってて…。いつでもお前の事待ってるから。。辛かったらいつでも俺んとこに来ていいから。」


流麻先輩の優しさに私は自然と涙を流す。



「泣くなって…俺まで悲しくなるだろ…」

そう言って一粒の大きなものを流した。


それは最初で最後の流麻先輩の涙だった。



「じゃぁな…厚知…」




























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