やさしい記憶



 14回目のバースデー――







『トクベツなプレゼント有!! v(^-^)v♪ 早く帰宅ね〜☆』



 と、メールがあれば



 やっぱり

 ちょっとは急いで帰るよね?





 でも





 リヴィングのドアを開けて

 あたしは一気にフリーズした。





「……」



「あっ☆ お帰り〜真帆、バースデープレゼント♪ 新しいお義父さんよ!!」





 はい!?





 あたしが入るその瞬間まで

 キスしようとしてた格好のまま

 美里が言った。







< 2 / 206 >

この作品をシェア

pagetop