やさしい記憶
14回目のバースデー――
『トクベツなプレゼント有!! v(^-^)v♪ 早く帰宅ね〜☆』
と、メールがあれば
やっぱり
ちょっとは急いで帰るよね?
でも
リヴィングのドアを開けて
あたしは一気にフリーズした。
「……」
「あっ☆ お帰り〜真帆、バースデープレゼント♪ 新しいお義父さんよ!!」
はい!?
あたしが入るその瞬間まで
キスしようとしてた格好のまま
美里が言った。
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