夜蝶 Ⅱ
昴「俺としても愛美にまた
逃げられたらさ…
困るんだよな。」
愛「なんで?」
昴「愛美にもちゃんと
更生っつーの?
してもらわねぇと…
お前の家族に償えねぇじゃん」
どこまでこの人はあたしのこと
知っているのだろう…?
なんでこんなに何も言わなくても
全部わかってるんだろう…?
でも何も言わなくても分かってくれる
優希みたいな存在の昴に
なんとも言えない安心感があるのに
気づいたんだ…。